桜の杖と解き放たれた魔力

サクラは、夏休み中にやるべきことを済ませていた。

桜の木は、例の丘の上で拾ってきた。夢には何故か研究所はなかったが、しかし、現実の世界では、研究所があり、広い庭に桜の木が一本立っていた。サクラは、この場所に来たことがある。あれは確か、入学式が始まる直前だった。その時に見つけたペットか何かの墓らしきものも、相変わらずそこにあった。

サクラは、魔法の練習もずっと続けていた。小石を積み上げられるまで、もう少しというところだ。

ハリネズミから教わった知識がすごく役に立つことに気づいた。教科書のどこにも書かれていないような知識ばかりだった。

街では、小さな魔法を使う人がいたが、しかし、サクラのように物体を浮かせている人なんていなかった。

本にマーカーを引いたり、色を出したりだけだったので、少し不思議に思った。

そして、新学期、サクラが何気なく使った魔法の数々によって、サクラの魔法が相当なレベルに達していることが判明するのだった。

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